「坊さんの気絶」という、なんとも変わったネーミングの料理が、いまInstagramで大流行しています。名前だけではどんな料理なのか全く想像がつきませんが、おいしそうな匂いで、お坊さんを気絶させたという昔話からネーミングされたそう。

「坊さんの気絶」は、ナスとトマト、たまねぎを使った料理。実際「坊さんの気絶」のハッシュタグがついた写真をみてみると、とってもおいしそうな写真たちがずらり。今回は、そんな不思議な名前の料理の正体に迫ります!

坊さんの気絶ってなに?

▶坊さんの気絶の正式名称は?

「坊さんの気絶」はトルコ料理で、正式名称は、「パトゥルジャン・イマーム・バユルドゥ」と言うそう。トルコ語で、パトルジャン=ナス、イマーム=イスラム教のお坊さんの階級名、バユルドゥ=気絶という意味らしいです。

トルコは中東に位置するイスラム教国で、非常な親日的であることでも知られています。そんなトルコ料理は、お肉やヨーグルト、オリーブ、トマト、レモンといった食材が多く使われます。日本人の舌にとっても合うものが多く、巨大なお肉がぐるぐる回る「ケバブ」や、おもちのようによくのびる「トルコアイス」などが有名でよね。

▶坊さんの気絶の由来

あきさん(@choko0629)が投稿した写真

「坊さんの気絶」は、ナスとトマト、たまねぎを使った料理。あまりにもおいしそうな匂いがするので、イスラムのお坊さんが気絶してしまったという昔話に由来して、この名前がつけられたそうです。「坊さんの気絶」という名前がつくまでは、この料理はなんと呼ばれていたのかが気になりますね。

気絶するほどおいしそうな匂いって、どんな料理?と気になった方も多いのではないでしょうか。それではさっそく、気になるレシピを見ていきましょう!

坊さんの気絶のレシピ

出典:cookpad.com

ナスをピーラーで縦にストライプに4本皮を剥き、しばらく水につけてあく抜きします。細かくみじん切りしたニンニクを、たっぷりのオリーブオイルで香りがでるまで炒めたら、みじん切りしたたまねぎがしんなりするまで、さらに炒めます。そこに刻んだトマトを加えて少し炒めたら、砂糖、ケチャップ、コンソメ顆粒を入れて煮詰めます。

別のフライパンにオリーブオイルを入れてなすを炒め、全体に油がなじんだら蓋をして弱火にし、蒸し焼きにします。やわらかくなったら真ん中に切り込みをいれて、そこにトマトのフィリングを詰め、水と鶏ガラスープを加えて煮立ています。汁気がなくなったら、できあがり!できたてももちろんおいしいですが、冷やしてもおいしいんですよ。上にお好みで、刻んだパセリなどをのせると、彩りもきれいです。

詳しいレシピはこちら(クックパッド)

▶アレンジも楽しめます!

出典:cookpad.com

上にチーズ、スライスしたプチトマトをのせて、チーズがとろっとするまでトースターで軽く焼けばピザ風に!より食べごたえのあるおかずになりそうです。見た目もとってもかわいらしいひと品。ぜひいろいろなアレンジを楽しんでみてくださいね。

詳しいレシピはこちら(クックパッド)

実際に作ってみました!

macaroniでも作ってみましたが、実際食べると「坊さんの気絶」というネーミングの意味がよくわかりましたよ!

お坊さんといえば佛跳牆(ファッチューチョン)

お坊さんに関するエピソードが由来になって名前がついた料理はほかにもあります。「佛跳牆(ファッチューチョン)」という中華料理のスープも、そのひとつです。

ファッチューチョンは「お坊さんもも壁を跳び越えてしまうおいしさ」という意味。福健料理のひとつで、アワビやホタテ、ナマコ、キノコなどを甕(かめ)の中にいれて、数時間~1日かけてじっくり煮たり蒸したりしてつくるスープです。

人気グルメ漫画『美味しんぼ』でも「究極のメニューのひとつ」として紹介された料理。適度な塩分と素材の旨みがぎゅっと詰まった濃厚なお味は、お坊さんが壁を飛び越えてしまうと言われるのも納得です!

変わった名前の料理は他にも!

世界各国の料理の中には、変わった意味を持つものがたくさん存在します。知っておくと、ちょっとした雑学として役に立つかも……?

▶ラング・ド・シャ(フランス)

出典:pecolly.jp

「猫の舌」という意味のフランスのクッキーが「ラングドシャ」です。猫の舌のような細長い形をしているため、このように呼ばれたそうですよ。

▶スパゲティ・ポヴェレッロ(イタリア)

azuさん(@nabeco0910)が投稿した写真

「ポヴェレッロ」は、チーズを絡めたパスタの上に、目玉焼きをのせた一風変わったスパゲッティ。「貧乏人のスパゲッティ」という意味で、具材がチーズと卵なのでこの名前になったそう。同じく具がないペペロンチーノも、この名前で呼ばれることがあるんですって。

▶アラビアータ(イタリア)

出典:pecolly.jp

アラビアータとは、トウガラシを使ったトマトソースのこと。「怒りんぼ」という意味で、食べると怒ったように顔が赤くなることや、辛いことがまるで怒っているかのようなことからこの名前になったそうですよ。

おわりに

お坊さんが気絶するほどいい匂いがする「坊さんの気絶」。最初はどんな料理か想像がつかなかったけれど、気になったので食べてみたい……!と感じた方も多いのではないでしょうか。シンプルな材料で簡単に作ることができるので、ぜひ作ってみてくださいね。

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