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日本ホームパーティー協会ワインアドバイザーのhiroです。

いよいよボージョレ・ヌーヴォーの解禁日が近づいてきました。
前回は「ボージョレ・ヌーヴォーでホームパーティーをしてみませんか?」と題してお送りしましたが、今回は少し範囲を広げてボージョレ・ヌーヴォー以外のヌーヴォーについていくつかご紹介したいと思います。

前回、ヌーヴォーは新酒を指しているとお話しましたが、新酒といえば、馴染み深いのは日本酒の新酒祭りですよね。
ワインでもボージョレ以外にも新酒(ヌーヴォー)をリリースするところがあり、フランス国内だけでなく、イタリアやドイツ、オーストリアなどでも、同様に新酒がリリースされています。
以下では、日本でも入手できるものをご紹介します。

まずはフランス国内のものから。
ボージョレ地方以外では、次のようなヌーヴォーがあります。

・マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー
ボージョレ地方のすぐ北に位置する地域で造られている白のヌーヴォーです。
ショップでみかける白のヌーヴォーの多くが、このマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーです。
新酒らしいさっぱりとした飲み口でありながらも、ちょっとしたコクも持ち合わせています。

・ムスカデ・ヌーヴォー
フランスの大河ロワール川が大西洋に注ぐ河口周辺で造られている白のヌーヴォーです。
ボージョレ・ヌーヴォーやマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーとは異なる細長いボトルに入っているため、遠目からでも見分けやすいヌーヴォーです。
こちらもさっぱり爽やかな飲み口が特徴で、魚介類と非常に合わせやすいタイプです。

次にイタリアとドイツ、そしてオーストリアのものを。

・ヴィノ・ノヴェッロ
ボージョレ・ヌーヴォーがボージョレ地方産の新酒であることに限られているのに対し、こちらはイタリアの北から南までイタリア各地で造られている新酒です。
そのため、赤ワインでありながらもさっぱりとした飲み口のワインから、しっかりとしたコクのあるワインまで、バラエティに富んでいます。ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日は11月第3木曜日となっていますが、このヴィノ・ノヴェッロの解禁日はそれよりも早い10月30日となっており、一足早く新酒を楽しむことが可能です。

・デア・ノイエ
デア・ノイエはドイツで造られている新酒です。
非常に古い歴史があり、一説では9世紀のローマ皇帝カール大帝の時代にまでその歴史を遡ることができるとされています。
ドイツワインらしさが感じられる白ワインで、さっぱりとした飲み口に加え、みずみずしいフレッシュさとわずかな甘味も感じられるタイプです。
デア・ノイエの解禁日もまたボージョレ・ヌーヴォーの解禁日と異なり、11月1日が解禁日となっています。

・ホイリゲ
ホイリゲはオーストリアの新酒を表す言葉ですが、同時にワインを出す居酒屋も同じ名前で呼ばれており、少々紛らわしくなっています。
もちろんここでは、その新酒のことを指していますので、お間違えにならないように。
ホイリゲもまた古い歴史があるとされており、一説には15〜16世紀まで遡ることができるとされています。
白ワインだけでなく赤ワインもあり、新酒らしいさっぱりとした飲み口で、時には発酵に伴う炭酸も感じられます。
ホイリゲの解禁日もまたボージョレ・ヌーヴォーの解禁日と異なり、11月11日が解禁日となっています。

ざっと5種類の新酒(ヌーヴォー)をご紹介してきましたが、もちろんこの他にも多くの新酒ワインがあり、様々な個性を楽しむことができるでしょう。
現在日本では、他にも様々な新酒ワインを見つけることができますので、色んな種類を集めてパーティーをするのもきっと楽しいものとなるはずです。

たかがヌーヴォー、されどヌーヴォー。
これがきっかけとなってまた新しい楽しみ方が見つかれば幸いです。